2012年10月28日日曜日

表銀座を往く 後半


今回の山行、私はあらゆる場面でミステイクを犯してしまうのでした…。


ミステイク1 ヤングジャンプと松尾スズキ

夜行バスへ持ち込んでしまったヤングジャンプ。登り口である中房温泉にはもちろんゴミ箱などあるはずがなく…。さらに私は、帰りに新幹線などで読もうと松尾スズキ著『宗教が往く 上』までザックに入れていました。道中にこれを開いたのは一度きり。開いたのは私ではなくガイドの倉岡さん、開かれたのはヤングジャンプのグラビアのページだけ。読まない本が二冊。ただの重荷っちゅー話です。


ミステイク2 サーマレストと寝袋と80Lザック

今回はハイシーズンということもありテント泊ではなく山小屋へ泊まらせていただけました。しかし、どこで仕入れたか私の中の山小屋のイメージは、木の床の上に山男が鮨詰めになって眠る場所となっており、サーマレスト(寝床にひくマット)と寝袋を持参。しかし、夜行バスとは逆に山小屋は布団と毛布とストーブで温かく私たちを迎えてくれたのでした。そのため、50Lくらいのザックで十分なのに80Lザックという追い討ち。ただの重荷part2。


ミステイク3 雷鳥を見つけようゲーム

冴えない名前のこのゲーム。雷鳥とは高所に生息するまん丸としていて可愛い野鳥。この雷鳥は寒くなると現れ、登山者を和ませます。佐々木さんなどは雷鳥を見つけてはデジカメで追い回し「良い写真撮れたよ」ととても喜びます。この雷鳥を見つけた数が一番多い人がみんなから酒をおごってもらえるというゲームです。私がチーム間のコミュニケーションを図りたい一心に創作したゲームでしたが、雷鳥は一匹も現れませんでした。


などなど、今回の山行では、私は必要以上に重い荷物を背負って雷鳥を見つけようと提案する間抜けな男だったのでした。

と、またどうでもいい部分を膨らませてしまって反省しています。


反省しながら今回の山行を簡潔にまとめます。


1日目 中房温泉~燕岳~大天井岳~ヒュッテ西岳

燕岳まですごい渋滞。ヒュッテ西岳はこじんまりとした山小屋。睡眠不足のためか頭痛がするので、飯後、即イブ。目覚めると大回復。倉岡さんを囲み山話。


2日目 ヒュッテ西岳~槍ヶ岳~南岳小屋

上山隊長憧れの槍ヶ岳へ。やや渋滞。南岳小屋は大きな山小屋。日本酒を片手に倉岡さんからセブンサミットの話や装備の話を伺う。セブンサミットをはじめ、経験豊富な国際ガイド。今プロジェクト達成のキーマンだなと思いました。


3日目 南岳小屋~大キレット~北穂高岳~涸沢小屋~上高地

泣く子も黙る大キレット。大人も黙る。落ちたら死ぬなという岩場。それが一時間くらい続きます。高所恐怖症の私には拷問。佐々木さんだけは「俺子供のころアスレチックとか大好きだったんだよね~」と楽しそうにずいずい進んでました。頼もしいぜ。上高地到着を地ビールで乾杯!トレーニング無事終了。


きっと槍ヶ岳や大キレットって憧れの山ですよね。
そして、倉岡さんのような凄い方に出会えるのもDACグループのお陰です!


ちなみに、本日はキリマンジャロ隊の佐藤暁子とトレーニングに行ってきました。

急登で名を馳せる「恵庭岳」。
すごい雨と風でしたがすいすい行けました。さすがサミッター。

今日は今まで一番佐藤暁子と話しました。
仕事の話や、恋の話や、犬の話。
社員とのコミュニケーションには山がお奨め!



朝礼にて、


「出欠確認お願いします~」
「原田課長と佐藤係長、本日終日恵庭岳で登山ミーティングで直帰です。」


みたいなのも弊社ならありえるな…。

2012年10月22日月曜日

表銀座を往く 前半


北海道の原田です。

先週末は、札幌近郊でもっともエキサイティング、”ジョーテン”の愛称で親しまれているという、定山渓天狗岳へ登ってまいりました!


今回は札幌でのトレーニングの相棒である元山岳部キャプテン、高校の同級生、現航海士である夏野君と(大文字太字にしましたがDACの社員ではございません)。


ロープが張られた急な岩場がいくつかあったり、急登の沢道が続いたり、山頂もダムなんかが見れて眺めがとてもよかったりと、人気があるのも頷けます。

山頂付近では雪が降っており、地面も霜が降りていて、結構寒かったです。
もうこの時期はあったかいグローブが必要ですね(夏野君はなぜか、指の先端が切れた、よくハンターなどが装着しているような毛糸の手袋を履いてきており「指先が冷たい」とすごく後悔していました)。



熊の爪痕ですよね…。



すごく寒かった…。


定山渓天狗岳、「また登りたいな」と思わせる山でした。
夏野君のマウントオブザイヤー、ハラデミー賞北海道山部門にノミネートされました。


来週は急登の恵庭岳へ伺おうかと思っています。
キリマンジャロ隊の佐藤暁子でも誘ってみよう。


山の後は現地の味「カラバトカレー」をいただき、銭湯なのに天然温泉「山鼻温泉」で汗を流し、夏野宅で「キノコ鍋」をいただきました。


秋は山と鍋の季節!素敵な一日でした。
「山」の休日を充実させ力はすごいです。



さてさて、アコンカグア隊でトレーニングへ行った【表銀座】です。


10月三連休。紅葉シーズン真っ只中。「山」にが一番賑わうシーズンということ。
毎日新聞社発の夜行バス「毎日アルペン号」に乗って行きました。


トイレでもついており、毛布なんかも貸出ししてくれるような、飛行機みたいに席専用の読書ライトがあるような夜行バスを想像し、ヤングジャンプとポテトチップス片手に乗り込んだのですが…。


「んなわけねーだろ、世間知らずが」と一喝された気分でした。


結構狭い、お隣の上山隊長と重なり合っちゃうようなバスでして…。
電気もすぐ消えてしまったので、ヤングジャンプも読めず…。
(水曜どうでしょうで夜行バスが恐れられるのもわかりました)


出鼻をくじかれたのでした。


と、まだ山にすら到着していないのですが前半終わりです。

2012年10月14日日曜日

表銀座を往く前に


お初にお目にかかります。
DACセブンサミットプロジェクト アコンカグア登山隊】「最年少」メンバー、㈱デイリー・インフォメーション北海道の原田雅司です。


まずは自己紹介から…

「最年少」と言ってみましたが齢30です。
生まれも育ちも北海道、ちゃきちゃきの道産子です。

そろそろ結婚でもして、子供もうけて、ラブラドールレトリバー飼って、のんびりと普通に暮らすのかなぁと思っていました。
が、このセブンサミットプロジェクトに選出いただき、30にして人生最大のチャレンジに挑ませてもらっています。DACグループに感謝感謝です。

「じゃああなた登山経験は?」って話ですが、登山経験という経験はございません。

先日上山隊長も書かせていただきましたがド級の素人です。
やはり、ここは見所かなと思います。

「普通のおじさん」でも頑張ったら高い山登れちゃうのか?
タレント性は0ですが、ある意味イモトさんよりも見所があるかもしれません。
なんせスポーツ経験も乏しい「普通のおじさん」ですから。


こういうTV番組ありましたよね。

「普通のお父さん」1週間けん玉練習してプロもなかなかできない大技「世界一周」ができるようになったら100万円あげるよ!みたいな。
それに近いかもしれません(スケール小さくてすみません)。

目標を作って、目標に向かって人間成長を図る。
目標が大きいほど人間成長も大きいよ。
これが今プロジェクトのテーマかなと思っています。


事実、自分の生活も大きく変わってきております。


ビジネスマンとして致命的な朝の弱さを持つ自分でしたが、早朝ランニングなどをし…

禁煙なんてするつもりないもんねと思っていましたが禁煙セラピー読んで禁煙…

腹筋背筋が弱く老後を心配されるような猫背でしたが、長友直伝の体幹トレーニングをはじめ…

そして、週末は毎週登山へ…


「普通のおじさん」「清清しいおじさん」になってきています。
登頂を果たしたらどんな「おじさん」になるのでしょうか。「お兄さん」に戻れるのでしょうか。


上山隊長よりは先週末の表銀座の模様やスーパー国際ガイド倉岡さんのお話などを書くように言われていましたので、必ず次回書きます。


北海道の原田でした!

2012年10月4日木曜日

アコンカグア登山隊始動!

はじめまして、アコンカグア登山隊の上山です。
DACセブンサミッツProject第2弾は南米アコンカグアの登頂へ挑戦!
ということで、「DACセブンサミッツブログ」も引き続き更新してまいりますので宜しくお願いします。

さて、前回のキリマンジャロは20代女性中心の元気で華やかな雰囲気。

に対して・・・

今回は30代40代のオヤジ3人。華もなく、地味目に、ゆるい感じのメンバーが集まりました。
どうぞ、ご支援の程宜しくお願いします。

こんな3人、どのへんを注目すべきか。
ちゃんとポイントがございます。

それは、参加社員が全員登山素人という部分!

普通のサラリーマンがどれだけ出来るのか。
素人がどんなトレーニングをすれば、
どんな思いで臨めばアコンカグアを制覇できるのか!?

志を高く持てばどんなことでも出来ちゃうんだよ
みたいなのを示していけたらと思っております。


とは言ってもアコンカグア、6962mというほぼ7000m近い異次元の世界。
自分がどうなってしまうのか、全く想像できませんが。

とりあえず、
今出来る事を全力で。
悔いの残らないように。
やれることは全てやった!という状態で臨みたいと思います。


↓一応簡単に、今行っているトレーニングメニューをご紹介↓

①走る!(月100~150km目標)
②常に重い荷物を背負って行動。(現在15kg ⇒ 最終20kg)
③エレベーターは使わない。(13Fのオフィスまで階段使用)
④暇あれば山へ。

山行くのは楽しいんですがね。
その他のトレーニングは地味だし、結構しんどいです。
とくに②なんかは、階段の上り下りも15kg背負うだけでずいぶん違います。
そして何より、
パンパンの40ℓザックで朝の通勤ラッシュ・・・かなり気まずいです。

あ、
このまま書くとかなり長文になりますね。
最初なんで、これくらいにしておきます。
次回は他の隊員がトレーニング風景なんかをアップするかと。


取り急ぎ、前回のトレーニング山行「白馬三山」の写真を。
メンバー紹介兼ねてアップ!

テント早期設置にご満悦の佐々木くん。
チーム唯一のボーイスカウト経験者!ゆるアニキ!


夕日待ち時間にケルンを作る原田くん。
「次来た時デカくなってたら感動ですよね!」なんて、はしゃいでました。
北海道からの参加。超テキトーそうですが、以外としっかりしてます。


白馬三山の中でも地味な・・・杓子岳に恋した上山くん。
このプロジェクトがきっかけで山好きになりました。一応、隊長です!


 おまけ。
小蓮華から白馬三山へ挑むところ。
「稜線をゆく」